2010/10/28
サマルカンド市街地から車で15分、コニギルメロスという小さな紙すき工房を訪れた。
緑の庭園、放し飼いの動物、やさしくしてくれた人々。
桃源郷だった。
きょうはその第4話。
庭をぼーっと1人で見てたら、ヨクブ(一番上の写真でほおばってる)がそっとお茶を差し入れしてくれた。
3人のなかで一番おちついていてみんなから信頼されており、一番ふかく心を交わした青年だった。
作業をしているストボじいさんとおばさん。
こうしてみてたら、ヨクブがやってみないか、と手招きしてくれた。
数時間水路につけておいた枝。おもしろいように皮がむける。
もくもくむきつつ、ストボじいさんとときどき目で会話。
ちなみにここの人たちはほぼまったく英語を話さない。
出会ってからの会話はすべて目くばせか、身振り手振りだったが、すべて通じ合っているようだった。
なんかすっごい一生懸命働いていたら(笑)、お昼に招いていただいてしまった。
バラという水餃子。クミンなどのスパイスの味。ヨーグルトと塩胡椒をかけていただく。
すっごいおいしかった!!
一日の仕事が終わり、寄宿生の3人とはロバのロデオをしたり、地元っこたちのサッカーにまじったり、樹になる胡桃に石をなげて落として食ったり、笑って笑って遊んだ。
泊まってけよと(もちろん身振り手振り)言ってくれたのだが、ゲストハウスの友人たちとの約束もあるので、惜しみながらその日は帰った。
翌日、手土産片手にまた遊びにいった。
知り合いの結婚式に行こうと誘ってもらった。嬉しかったが、自分には自由な時間がそれほど多くなかった。
みんなが別れを惜しんでくれた。
必ず再訪したいと思っている。
<行き方>
■サマルカンドのタシケント通り(歩道)を北上、左手のシヤブバザールを過ぎると、大きな車道にぶつかる。右手のほうに降りていくと、taxiや乗り合いバス乗り場がある。(この右はじの人が集まってるところ) ※地図もつけときます
■そこで1番バスか、8Aか395のミニワゴン(マルシュルートカ)に乗り、行き先として「コニギルメールニッツァ」と運転手さんにつげる
■15分くらいすると、進行方向の右手に、木々に隠れた紙すき工場が現れる(けっこう分かりにくいので、運転手さんについたら知らせてくれるようアピールしとくのが無難)
<メモ>
■紙すきの見学、体験可(8:30~20:00)
(12:30)