遊透航路 yusuke kouro

2011/02/17


※見出しおよび以下本文すべてAFPBBの著作物
※記事URL http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/accidents/2785520/6818935


【2月16日 AFP】仲間を食べることも考えたし、集団自殺も考えた――チリのサンホセ(San Jose)鉱山の落盤事故で地下に10週間閉じ込められた作業員たち全員にインタビューした書籍『33men(33人の男たち)』が、14日に出版された。

 書籍は、ベテラン米国人記者のジョナサン・フランクリン(Jonathan Franklin)氏が、作業員33人全員にインタビューを行って執筆したもの。フランクリン氏は過去16年間チリで仕事をしていたために、作業員たちに独占インタビューをする機会を得られたという。

■仲間を食べることや集団自殺も

 作業員たちは落盤事故発生から16日間は、徐々に少なくなっていくツナ缶の配給だけで生き延びていた。

 13日のCBSテレビのドキュメンタリー番組「60ミニッツ(60 Minutes)」に出演した作業員の1人、マリオ・セプルベダ(Mario Sepulveda)さんは「どの作業員が最初に倒れるかを考え、そしてどうやって食べようかと考え始めた。恥ずかしいと思わなかったし、恐ろしいとも思わなかったよ」と語った。

 フランクリン氏によると、外部からのドリル穴が開いた17日目、「(作業員たちは)鍋とのこぎりをすでに用意していた」という。

 一方、作業員のビクトル・サモラ(Victor Zamora)さんは、自分も含め数人の作業員たちが、絶望のあまり集団自殺を考えていたことを明かした。サモラさんは、集団自殺について、自殺ではなく「苦しみを続けないため」の行動と考えていたという。「どうせ全員死ぬのだから」と当時サモラさんは思ったという。

 フランクリン氏によると、作業員たちのほぼ全員が救助されて以来、心的外傷後ストレス障害(PTSD)に苦しんでいるという。(c)AFP



(08:00)

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